開発素材をストールや小物に(繊研新聞)

2007.10.31

福井県織物構造改善工業組合展示会
草木染めのベルベット、和紙を漉き込んだ織物。
福井県織物構造改善工業組合は08年縲鰀09年秋冬向け「ふくい織物展示求評会」を東京で開いた。ファッションデザイナーの池本紫さんがコーディネートした2次製品やストール、バッグなどで素材や手法の目新しさを訴求した。
山崎ビロードはシルク100%やシルク・レーヨン複合の草木染めベルベットを作った。茜や山桃、藍などで天然の草木の組み合わせで虹の7色を表現する。媒染の種類により一つの染料から色を変化させることもできる。


福井の繊維普及へ活動10年(日刊県民福井)

2007.10.28

日刊県民福井 2007年10月28日
県内の繊維業者団体「布のえき」
情報交換や発表会
草木染で世界舞台展望も
ビロードやレース、ジャカードなど県内の繊維業者でつくる団体「布のえき」が結成10年目を迎えた。4年前から年2回、東京で新商品などを発表し、さまざまな個性を持つ福井の繊維普及の一躍を担ってきた。ことしも10月上旬に、発表会を開催。2年前まで「布のえき」会長も務めたビロード製造・販売「山崎ビロード」の取締役、山崎昌ニさんは「おもしろい、不思議なものを作ってきました」と活動歴を振り返る。


「世界に認知を」活動10年(中日新聞)

2007.10.22

中日新聞 2007年10月22日
福井の繊維普及に力「布のえき」
中国製品台頭 次世代へ新たな取り組みも
「布のえき」は仕事にこだわりを持つ繊維業者に山崎さんが呼び掛けて1997年発足。国内だけでなく、世界で福井の繊維が認知されるのを目標に、情報交換、合同発表会を開いてきた。ことしも東京都港区の「ふくい南青山291」で商談会を開催。この10年間の売れ筋商品を中心に新商品を含む約70種を持参した。


新たな素材への挑戦を繰り返す(FLOM)

2007.09.25

月刊フロム2007年10月号
デザイナーの難題に応え続け織りの技術に磨きをかける
山崎ビロードの創業は1962年。山崎会長が織機4台で始めた会社です。
創業当時より商社を主な取引先とする賃加工一本だった同社でしたが、1988年、その商社からの紹介でパリ・コレに参加する有名ブランドのデザイナーとの直接取引きも始まりました・
「デザイナーとの仕事は、世の中にないものを作らんとあかんで難しい」と語る山崎会長。その難しさは単に技術面だけではありませんでした。3ヶ月という短い期間で企画から納品までこなさなければならないのです。デザイナー向けの生地を織るために、既存脚向けの納品を遅らせることになり、何度も頭を下げに行ったこともありました。そのため、周囲からは「止めておけ」と言われたこともあったとか。
しかし、山崎会長は止めませんでした。「さじを投げたいと思ったこともあるが、デザイナーから”山崎さんならできる”と言われるとやる気が出てくるんや。それに東京コレクションに招待されたりしたとき、そこで私が手がけた生地が服となって30着ほど出てくる。このときの感動ときたら・・・。またやる気を起させてくれるわな」
以前はデザイナーからこんな風合いの生地が欲しいと依頼を受け、それに応える感じでしたが、最近では、同社から提案することもあるといいます。山崎ビロードの織りの技術はデザイナーと一緒に生地の風合いなどを研究してきたことでここまで育てられたと山崎会長は感じています。


世界に一つのストール(日本繊維新聞)

2007.09.20

日本繊維新聞 2007年9月20日
草木染めで販路開拓
ベルベットの第一人者山崎昌ニさん


色や手触りの微妙な変化(繊研新聞)

2007.04.17

繊研新聞2007年4月17日
テキスタイルグループ「布のえき」
光の乱反射 波立つ表面
福井県のテキスタイルグループ「布のえき」は08年春夏へ向け、定番の柄や手触りを進化させた生地を作った。
ウールでベルベットを作るのは難しいが、さらに難しいポリウレタンを入れたタイプ(写真2)が出た。ストレッチ糸をよこ糸の一部に差したことで、透ける基布が部分的に収縮するおもしろさと、パイル部分のウールの凸凹が際立つ。


ベルベットをうまく縫いたいのですが・・

2007.04.14

ベルベットはパイルによって動きやすいため、縫製することは難しい素材とされています。ベルベットを縫製するときは次の点に注意してみて下さい。
★ ベルベットは押さえ金の圧力によりずれて小じわが入りやすい素材です。押さえ金の圧力はゆるめに調節して下さい。本縫いを始める前に、ハギレで押さえ金の圧力の調子を試してみると良いでしょう。
★ デザインはなるべくシンプルにしたほうが無難です。ベルベットは毛足があるために縫い合わせのちょっとしたズレも目立ちますから切替線をなるべく少なくしたシンプルなデザインをおすすめします。


ベルベットを拡大するとどうなってるのでしょうか?

パターンはいろいろありますが、一番基本的な組織は下の図のようになっています。下の図からも分かるようにパイルはタテ糸です。


ベルベットの立毛とかナデ毛とかは何でしょうか?

ベルベットは通常、ブラシを掛けて最終仕上げをしますが、ブラシの調整によってパイルの立った「立毛」と呼ばれる状態と、パイルの寝ている「ナデ毛」と呼ばれる状態があります。


ベルベットのシャーリングとは何でしょうか?

織り上がった生地を生機(きばた)と呼びますが、生機の状態ではパイル の長さが不揃いで染織した場合にシマやムラの出る可能性があります。これを解消するためシャーリング機という機械にかけて、パイルの長さを一定に揃えます。下の写真のらせん状になった部分がシャーリング機の刃で、これが高速で回転してパイルの長さを一定にします。
shearing が語源だと思います。



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