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ベルベット実験室:家庭にある薬品で簡易オパール

レーヨン、キュプラ、綿などを化学的に焼き取って模様をかたどる オパール加工は 、実は家庭でも試してみることが出来ます。ここでは、グランドがポリエステル、 パイルがレーヨンのベルベットを使ってオパール加工する方法をご紹介いたします。
以下、その手順です。

1.ポリエステル/レーヨンのベルベット生地、酸性の薬品(トイレの漂白剤など)、 筆、アイロン、それから薬品を入れる器を用意します。

2.ベルベットの場合、生地を裏向きに広げます。薬品は器に入れておいて下さい。

3.筆に薬品をつけて、溶かしたい部分をなぞって下さい。 薬品は水で薄めない方がいいと思います。 生地に塗ったときに広がって柄がつけにくいためです。 あるいは、糊などを混ぜてもっと硬めの液体にすると 柄が出し易いかもしれません。 なお、薬品の取り扱いには十分にご注意下さい。

4.模様が出来上がったら生地が乾くまで待ちます。
生地は広げたままです。



5.乾いたら裏からアイロンで押さえます。アイロンは高温にして下さい。 すると、薬品をつけた部分だけが焦げて茶色になります。 (注意! このとき出る蒸気を吸わないようにして下さい。 作業は風通しの良いところで行って下さい。)


6.生地を水洗いします。このとき焦げた部分が取れて柄が出来てきます。

7.乾燥して出来上がり!(乾燥は一般の乾燥機でOKですが、 縁の部分から糸がほどけてくるので、縫っておくことをおすすめします。)


オパール用の生地はキチラから購入できます